折坂悠太が自身のバンド編成で、彫刻家・平櫛田中の旧邸にて収録したライヴ・レコーディング盤「なつのべ live recording H29.07.02」を、8月18日(金)に代官山 晴れたら空に豆まいてにて開催されるワンマンライヴより販売することが決定。ライヴ会場限定での販売となる。
平櫛田中は明治・大正・昭和の近代木彫を発展させた彫刻家。彼が生前過ごしていた邸宅兼アトリエでバンドによるライヴ録音を敢行、夏の訪れを感じさせる風合いを持った作品となっている。
また、「なつのべ live recording H29.07.02」より、「よるべ」のライヴ映像も公開。
平櫛田中邸へと機材を持ち込む様子も撮影されたドキュメンタリーとしても楽しむことができる内容だ。
8月18日(金)に行われるワンマンライブでは、前売り購入者・予約者限定でこの模様を抑えた、特典DVDを配布する。
折坂悠太 - よるべ live recording at 平櫛田中邸
なお、今回のライヴ・レコーディングを行ったバンド編成、折坂悠太(合奏)は、8月18日(金)ワンマンライブの他、8月19日(土)は静岡市民文化会館にて「音楽と暮らし3」、8月20日(日)は京都木屋町UrBANGUILDにて「にんげんのふりをする #12」に出演する事が決まっている。
今回の録音・撮影に際して下記、折坂悠太のコメント。
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<折坂悠太 本人コメント>「なつのべ live recording H29.07.02」について
撮影日の7月2日は少し汗ばむものの、風もあり、かろうじて過ごしやすい陽気でした。翌日3日からは喘ぐような猛暑で、思えばあの日は題名どおり、夏の「辺」だったなと思い返しています。
夏は他の季節よりも、肌とシャツ、自分と他者、生と死などの境界があいまいになりやすい季節です。
撮影・録音させていただいた、台東区谷中にある平櫛田中邸は、彫刻家・平櫛田中(1872-1979)の自宅兼アトリエだった日本家屋です。演者、スタッフそれぞれが、家屋に刻まれた「呼吸」を感じながら仕事をしたと思います。あの日あの場所も、あいまいな境界、「辺」だったのです。
靴を脱いで夏に踏み入る。夏のほとり、入り口、または出口。
折坂悠太
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<商品情報>